内装打ち合わせ3回目。

[ お店 ]

正式な設計図で、最初の案が出てきました。

設計図として上がってくると、いよいよ本格的にスタートする気分が盛り上がってきました。
しかし盛り上がってばかりもいられません。何しろお金がかかることなのです。
加藤さんの持ってきてくれたプランは、基本的に気に入ったのですが、そのプランをもとに建設の榊原さんに出してもらった見積もりだと、当初考えていた予算の倍近くかかってしまうことが分かりました。
もちろん、こちらが当初考えていた予算というのは、かなり「最小限」の予算のことで、その予算で納めるのはもともと無理なことは分かっていました。
けれど、お金をかければいいものができるのは、当たり前。
でも、私たちはお金持ちではないし、限られた予算の中で、いかにいいものをつくるか、ということに挑戦したいのでした。お金を使わず、なるべく自分たちの工夫や努力でいいお店をつくりたい。

すると加藤さんと榊原さんからの提案がありました。
現在、物件はスケルトン状態になっているけれど、壁には前の内装の壁を接着していた石膏ボンドが一面にくっついている。これを綺麗にはがして、壁を張らないでコンクリートにそのまま塗装すれば、少し安くすることができる、と。
ただし、この石膏ボンドをはがすというのが、重労働。職人さんに頼むとそれだけでかなりの額になってしまうため、加藤さんは壁を張る内装プランをつくっていたのです。しかしこの重労働を自分たちでやるならば、話は別。
「やります、やります、体ならいくらでも使います! (お金が使えないので)」

ということで、セルフビルド、とまではいかないにしろ、内装工事の下準備を自分たちで進めることで、内装工事費を節約するという方向になったのでした。(麻)

 
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