お店をやることにしました。

人を幸せにする仕事がしたい、と、ずっと思っていました。
大げさなことでなくてもいい。
根本的で、さりげなくて、毎日続く 「しあわせ」 をつくる仕事がしたい、と。
そしてこの春、その仕事をはじめることにしました。

レストラン。

心地よい空間は、食事をおいしくします。
おいしいものは、人をすこし幸せにします。
過ぎてしまえば忘れてしまうような「なんでもない日」を、
食事でちょっとしあわせにするお店をはじめようと思いました。

つくりたいのは、
毎日食べても飽きない、きちんと手をかけてつくった食事と
ゆっくり食事を楽しめる空間のあるお店。

リトル・スター・レストラン、はじめます。

(麻)

 
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条件。

お店を始めるにあたって、物件探しの条件がありました。

物件探しは、何となくでは始められません。
お店のコンセプトが先に決まっていた上に、うちのお店はスタッフが4人もいるので、4人の給料が出せるくらいのお店の規模が必要だったのです。コンセプトや収益性などから考え、物件の条件を明確にして、物件探しに入りました。

1.吉祥寺、三鷹、武蔵境の3駅のいずれかを最寄り駅とする。
  ミヤザキ、フカザワ、料理長の地元の利を最大限に生かそうという考えのもと。
2.集客性は大事だが、あまりに繁雑とした環境は避けたい。
  素朴な家庭料理の店である。ゆっくり落ち着いた雰囲気、環境を演出したい。
3.客席を25〜30席は取りたいので、少なくとも20坪以上の広さが欲しい。
  客席をゆったりととる前提なので、25坪あれば理想的。
4.家賃は30万円以内、保証金は10ヶ月以内。
  これも席数やそれに対する売上目標から算出して決めました。

これにプラスして、インスピレーションは大切。
「ここだ!」と思えるかどうかも重要項目です。

 
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初「内見」に行きました。

今までいろいろな不動産屋さんや物件を回ってきました。
でも、あらゆる条件面から考えて「内見をしたい」と思った物件は、この物件が初めてでした。

三鷹駅南口中央通り沿い。フカザワが毎日歩いている道沿いで見つけたこの物件は、ビルの4階という厳しい条件。しかし建物自体の雰囲気はとてもよく、広さも家賃も想定していたものにぴったりでした。
飲食店で利用したいという旨を伝えると、今空いているのは4階だが、3階は大家さんが事務所として使っているので、もしもよければ3階をあけてくれるとのこと。これは願ってもないチャンスです。4階と3階ではだいぶ条件が変わってくるし、少しこの物件を借りるということにも現実味が出てくる。
もう少し他の物件も検討したい、といいつつも、見に行ったokayan、フカザワ、ミヤザキ、3人とも、かなりこの物件が気に入ったのでした。(麻)

 
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人通り多し

内見した物件が気に入ったので、三鷹での開店がかなり有力になりました。さっそくどれくらいの人が通っているのか調べてみることに・・・。

日曜日と平日2日の計3日間、人通りを眺めてみました。場所は、商店街中央通りと一本裏の通りで、どの場所も比較的物件の近くで調べてみました。とりあえず、ランチタイムということで午前11:30~午後1:00まで。
予想以上に人の行き来が激しいことにびっくり!駅方面へ行く人ばかりでなく、駅方面から来る人も同じくらいいます。日曜日は商店街中央通りが歩行者天国になるせいもあってか、自転車の人もいます。本当は細かい分析もできるとよいのですが、そうもいかず、男女別と子供の数を数えていきました。いろんな人がいるので、傾向がつかみにくいのですが、全体的に年齢層が高めでしょうか。平日は圧倒的に女性が多いです。サラリーマンらしき人たちもいますけど。
これだけたくさんいる人たちから、いかにうちの店に来てもらうかが勝負です!(圭)

 
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再度、本格的物件まわり。

前回は一緒に来なかった料理長も連れて、再度物件をまわりました。

三鷹の目下の最有力物件を内見し、その後三鷹の他の物件を見つつ吉祥寺まで徒歩で移動。歩いてみると三鷹と吉祥寺はとても近いのです。吉祥寺でもいくつか候補物件はあるのですが、場所がよいと保証金が激高、保証金が安いと場所に問題あり、家賃と保証金と立地は問題ないが狭い、など、まさに「帯に短したすきに長し」。
一日歩いてみて、やはり三鷹のあの物件は広さと立地の割に家賃と保証金は安い! という結論が出ました。あとは3階という問題をどうとらえるか、です。(麻)

 
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合羽橋に偵察に行きました。


店の厨房の設計と見積もりをとるため、合羽橋に行ってきました。ついでに業務用の厨房機器や調理器具の価格帯を調べました。

お店を設計するときは、厨房を優先して設計するべきだ、というのが定説のようです。
そこで私たちも「見積もりだけなら無料だ!」と、とりあえず店の厨房のラフな設計案と、必要な厨房器具の見積もりを頼んで見ることにしました。
インターネットで調べると、合羽橋は厨房機器などを売るお店がたくさんありますが、中には無料で設計と見積もりまでをやってくれるお店がいくつかあります。そのようなお店の一つに、こちらの要望を細かくまとめた資料と、物件のだいたいの図面を持って打ち合わせに行きました。
お店の人はとても感じがよく、話していても「さすが専門家、分かってるなー」という感じ。3日でラフの図面をあげてくれ、1週間後には設計図と見積もりをあげてくれるということでした。
また合羽橋には食器や調理器具、看板などの卸問屋が軒を連ねています。私たちはお店の予算計画を明確にするためにも、だいたいの調理器具や食器の値段をチェックして回りました。
業務用の調理器具は家庭用に比べ本格的で耐久性に富んでいるかわりに高いことが分かりました。逆に食器は質のよいものが結構な安価で手に入るようです。私たちの店では和食器を中心に使うつもりなのですが、市販では高い陶器も比較的安く売っていました。食器をそろえる際はお世話になることでしょう。

(麻)

 
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物件契約。

インスピレーションも信じて・・・契約しました。

4〜5ヶ月かけて三鷹、吉祥寺、武蔵境を歩き、本格的に不動産屋さんを回り始めてから2ヶ月。
いくつか候補物件は挙がりました。実際に見にも行きました。
そうして、やっぱり最初からずっと「いいな」と思っていた物件が、場所、建物の雰囲気、広さ、家賃、保証金、環境的にもダントツで「いい」という結論が出ました。インスピレーションが一番わいた物件でもありました。これはもう決めるしかありません。

物件は三鷹の南口、中央通りを駅から2・3分歩いたビルの3階にありました。煉瓦色のビルは一階が古めかしいおもちゃ屋さんと酒屋さん。酒屋さんが大家さんでした。ビル自体の少し古い、隠れ家的な雰囲気も気に入りましたし、ビルの前は人通りが多いのに、3階まであがると少し喧噪を逃れられるというところも気に入りました。

保証金と礼金、前家賃に仲介手数料。全てを足すと人生最大の買い物です。
どきどきしながら口座に振り込み、契約に臨みました。
宮崎麻美のサインをし、判を押す。これで正式に、あの物件が私たちの店になったのです。

さあ、忙しくなりますぞ! がんばろう。(麻)

 
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内装、初・打ち合わせ。

大家さんのお兄さんの会社に、内装をお願いすることにしました。

実は大家さんのお兄さんは建設会社の社長さんでした。三鷹の桜通りにある「弘和建設」です。
他の会社にも見積もりはお願いしていたのですが、結局は地元の建設会社で、しかも大家さんの親戚の会社ならば、それが一番色々なことを分かってもらいやすくてよいだろう、ということでお願いすることにしました。

私たちの窓口になってくれるのは、弘和建設の営業部長で社長の息子さん、つまり大家さんの甥に当たる榊原さんです。いい人顔(いや、顔だけでなくいい人です)で私たちも安心しました。
そしてこの榊原さんに設計士さんを紹介してもらいました。
設計士さんは一級建築士事務所エスの加藤さん。
http://www.sp-n.gr.jp/
加藤さんは「劇的ビフォーアフター」に登場する<リフォームの達人>が持っているような鞄を持ち、モノトーンでまとめたファッションに身を包んで現れました。私たちは「人呼んで、何の伝道師ですか?」と聞きたいのをぐっとこらえました(笑)。

初回の打ち合わせは、お店の事業計画書をもとに、お店自体のコンセプトや雰囲気を加藤さんに理解してもらう事から始めました。そして内装の資料用につくったアイデアシートや、雑誌などで切り抜いた目指したいお店の内装写真を見せながら話し合い。私たちの好みや方向性、お店に持たせたいイメージを伝えることで終了しました。
次回は加藤さんがラフで設計図をつくってきてくれることになりました。(麻)

 
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会社をつくる?!

4人で出資してお店を始めると決めたはいいけれど、実際、どうやって経営していけばいいのでしょうか?

お店だし、個人事業でいいのではないか。ただ、出資者が複数の場合、会計や申告等はどのようにすればいいのでしょう?個人事業主経験者はいるものの、今回のようなパターンは誰もわかりません。
とりあえず書店で、起業関係や開店関係の本を立ち読みした結果、その半数は「友人などとの共同経営は避ける方がよいでしょう」と書かれています。いや、そんなことないでしょう、としつこく調べました。ところが、個人事業の説明のところで「共同経営で始めるのもよいでしょう」と一言書いてあるわりには、じゃあ、その場合はどんな手続きをとるのか、さっぱりわかりません。
そんなとき、三鷹商工会が主催する月に一度の無料経営相談を発見!さっそく訪ねてみました。
三鷹産業プラザでさっそく相談。ところが、経営コンサルタントの方もそういうケースはあまり知らないとのこと。一人代表者を決めて、他の人は雇われる形にすればと言われました。細かいことも聞きつつ納得。とはいえ、ちょっとあいまいな回答ではあったのです。その後すぐにメールが入り、「責任の問題等もあるので、会社にしては?」とアドバイスしてくださいました。

私たちにも会社は作れるの?
ここから、個人事業と法人との選択のため、いろいろ調べました。本はもちろん、インターネットの情報や無料相談、フカザワの元上司に相談したり。
結局、総合的に判断した結果、個人事業を選びました。
4人共が個人事業主として開業し、最終的に年次決算で売上や経費等を分けるということになりました。もうけがたくさん出たら法人化しよう!と夢見て・・・。(圭)

 
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内装打ち合わせ2回目。

第一回目の打ち合わせをもとに、設計士の加藤さんがラフ案を作ってくれました。

今回出てきたものは、あくまでラフなスケッチという感じ。
加藤さんと私たちの考えている方向性が違っていないかどうかを、確認するためのものでした。
大きな方向性では大体間違ってはいなかったものの、加藤さんが提案してくれた空間は、私たちが求めている空間より、少し凝った空間でした。作りつけの棚があったり、小上がりがあったり。
もちろん、設計士さんですから色々と凝ったことを考えてくれるのは当然です。
でも、私たちはもっとシンプルに、後からどうにでもアレンジすることのできる空間を求めていたのです。

スケジュールを確認すると、私たちが求めているゴールデンウィーク前にオープン、というのは無理があるということが分かりました。けれど、家賃は発生してしまっています。早くお店をオープンさせたい、という気持ちはありますが、とにかくお店の内装の打ち合わせだけはしっかりやっておく必要があります。焦りは禁物。

私たちの細かな要望をシートにまとめ、再度加藤さんに伝えることにしました。
同時に、正式に設計をお願いすることに決め、ラフではない設計図を作ってもらうことにしました。

 
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