清水&okayanのコーヒー探訪(第一回)

[ コーヒー, 小さな星日記 ]

えー、今回からはじまりました「清水&okayanのコーヒー探訪」。
えぇ、渡辺篤史の「建もの探訪」みたいなかんじでお楽しみいただければ幸いです(笑)。

去年の夏からはじまった、清水のコーヒー修行、それから秋のちょっとしたトラブルなどを通して、でもカクジツにうちのコーヒーの味はきちんと安定してきたし、今使っている豆の味はかなり引き出せるようになってきたと、そんな手応えをかんじてきた今日この頃。
だからこそそろそろ外に目を向けて、余所のおいしいコーヒーをのみ歩くのもいいかもね、と今やコーヒー部・副部長となった清水とワタクシ、部長のokayan二人で昨日一日かけて第一回目のコーヒー探訪。今回は自家焙煎のお店を中心に、豆も買って帰るのが目的であります。

まずは三鷹で11時に待ち合わせして、有楽町へ。ひとまず腹ごしらえは銀座グルガオンでカレーを食べて、まず一件目はプランタン銀座並びの「十一房珈琲店」。
ここは昔バイト先のおじさんにいいよとおススメされてたところでもありまして、そして自家焙煎の豆を丁寧にネルドリップでの抽出ということで、期待も高まります。店内にはサラリーマン風の方々何人かいらっしゃいますが、僕らはまっしぐらにカウンター席へ。

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豆の瓶とカップ&ソーサーがディスプレイされた、いかにも専門店!ってな十一房珈琲店。うわっついてなくて、とてもいいかんじ

ブレンドがお店の顔だと思っているので、単純にブレンド、またはそのコーヒー店の名前を冠したようなブレンドを必ず注文しようと、まずひとつはブレンド、焙煎はうちと同じフルシティ。そしてもうひとつはうちのブレンドの香りづけにもなっているタンザニアをストレートで。これはタンザニアの味と香りを清水に知ってもらうため。

そして抽出。
僕らの目の前で、女性の店員さんが淹れてくれます。
.....目が釘付けの清水さんとワタクシ(苦笑)。一応男女でありますし、例えばカップルで話が弾む...みたいな、そうゆうの全くなしで、じーっと、いや目が離せません.....ほほぅ。ネルドリップ、そうゆうふうに淹れるのか.....うーーーん、うちと全然違いますね(苦笑)!

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お、おいしい.....
味と香りが一番楽しめる、ややぬるめのコーヒーですが、えぇ、いや、僕と清水、顔を見合わせて、コトバもなくうなるわけです....うぅむ。

コーヒー味わいの「こつ」豆を買って、さて、次は南千住。
UCCの「おいしいコーヒーセミナー(初心者)」に参加した以外は、ほとんど誰にもコーヒーを習ったことのないワタクシですが、そんな僕が一番参考にした本が「コーヒー味わいの「こつ」」。この本の著者、田口 護さんのコーヒー店「カフェ・バッハ」へ。

おばちゃんのおしゃべりも弾む下町のおいしいコーヒー屋というかんじのカフェ・バッハ。もちろん狙うはカウンター席...ですがすでに先客さんがいらっしゃいまして、残念ながら普通の席へ。注文は「バッハ・ブレンド」とアレンジコーヒーの「シナモンコーヒー」。

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生クリームにシナモンパウダー、レモンの皮でさわやかな風味付け、シナモンスティックでかき混ぜていただきます。

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どうよ?清水さん....って、おいしいです。でもちょっとうちで出すには...どうだろ???
さっきのんだ十一房珈琲店や、うちのブレンドに比べるとブレンドはかなりあっさりスッキリしたかんじ...ペーパーフィルターなかんじがしました。なので、もうひとつ濃いめのフレンチローストブレンドの豆を購入。

そこからちょっとかっぱ橋道具街をぶらぶらしてから、浅草へ。
今日のおまけというかんじですけど名物のコーヒーゼリー目当ての珈琲屋ハローへ。

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いや、どどんときました、自家製コーヒーゼリー。
うえにのっているのが自家製のソフトクリームであります。

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さて、いただきま〜す。

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.....ソフトクリームがおいしい(笑)....というか、なかなかゼリーに行き着かないし、ちょっとゼリー自体のインパクトは薄いかも.....おいしいけど(笑)。

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たべ終わっちゃいました(笑)....いや、もちろん清水さんが全部たべたわけではなくて、えぇ、ワタクシも半分はいただきましたよ。

そして銀座線に乗って、本日最後は青山「大坊珈琲店」。
実は前に一度、まだお店を始めると思ってもなかった頃、店長ミヤザキと来たことがあるんですが....でもコーヒーのんだ覚えないな....と、だってokayan、その時山ぶどうジュースのんでたじゃん!(笑).....そうか....ってダメじゃん、コーヒー部長(苦笑)。

と、気を取り直して店内へ。
場所が場所だけに、業界風な方がたくさんいらっしゃいまして、狭い店内ほぼいっぱいでありますが、抽出するところがバッチリ見える席に座れました。

注文したのはブレンド、ここは豆の量と抽出量を選べるので、豆20gで100ccの抽出、一番ポピュラーな組み合わせのものにしてみました。

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それにしても、なんというか、ここにはシビレました。
なにって、それは店主のすてきさ!(笑)
あぁ、あんな風になりたいな、と(笑....無理だろうけど、キャラ的に)。

コーヒー豆を測るところから、カップに注ぎ終わるまでの、一連の抽出作業が、もうなんというか、能を見ているような優雅さとゆるやかさ、そして完全な調和と効率の保たれたひとつひとつの動き、そしてなによりいつも静かな微笑みをたたえているのであります!

....なんというか、ランチのコーヒー、ともすればバタバタと淹れているワタクシって....

僕と清水は、店主の抽出を、それこそ客席から飽きることなく見続けました....何度も何度も...あぁ、あんな風になれるなら、僕が最後に選ぶ職業は、小さな珈琲屋さんがいいなと....なれるなら、ですけど(苦笑)。

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もちろんコーヒーは最高においしかった。
文句のつけようもないくらい。

オープンしたばかりの表参道ヒルズの前を、僕と清水はちょっと興奮気味に、刺激的だった今日一日を振り返りつつ、すでに2回目の探方を約束しながら歩きました。今度は4月中旬、あたたかくなった頃に、海を見がてら探訪予定であります。

ところで、この日は僕は忘れ物しまくりで、場所を予習して付箋まで貼った地図と持って行く予定だったデジカメ「RICOH GR DIGITAL」。仕方なく今回はアクセサリがわりでもあったりするにRollei MiniDigiを使いました。このデジカメ、暗いところはめっぽうヨワイは、画質は悪いは、ヘタしたら画像がぐにゃりとなったりして、10枚撮って3枚くらいしか使えないんですけど....今回のコーヒー探訪にはなかなか味のある画像でぴったりなような気がしますね。
次回もサブ&メインでいってみようと思います。

 
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