かぶりものはダメなのよ。

[ 小さな星日記 ]

昨日はサッカー日本代表対インド代表の試合が行われましたね。

そのせいで、全然お客さんが来なくて....と思いきや、比較的遅い時間を中心にたくさんのお客さんにご来店いただきました。ありがとうございました。みなさんサッカー観戦後、お越しいただいた....ってかんじではないような気がするけど。
試合の方も、前半の小野のゴールを皮切りにゴールラッシュで完勝。ヨカッタですね(いや、全然見てないんですけども....いつも通り)。

ところで10年ほど前の旅行で誰かに聞いた話なんですけど、えぇ、サッカーインド代表選手に、シーク教の人はいない!ということでして....ってなんのこと、シーク教???

そうホントに簡単に言うと、ターバンを巻いている方々のことですよ、シーク教徒のみなさんって。
インドといえば男はターバン、女はサリーと、日本でいうサムライ・ゲイシャくらいのステレオタイプなイメージがありますが、ターバンを巻いているのはシーク教徒の方々のみで、インド人口の中でたったの2%ほどでしかないんですね。
シーク教の聖地はインドの西、パキスタン国境に近いアムリトサルという街で、ここにゴールデンテンプルと呼ばれる黄金寺院があって、僕も巡礼者の方々とともに一晩泊まらせてもらいましたね、そういえば....それがインド最初の夜だったんだけれど。

シーク教の男の人は髪の毛とかヒゲとか切ったり剃ったりしちゃいけないことになっているそうで、ヒゲはともかく、髪の毛は頭のてっぺんにまとめて、タマネギ状に丸めて、上から布をかぶせたりするわけですね.....そして、その上にターバンをかぶるんです。

かぶる???

そう、いちいちその度に巻きつけるんではなくて、ターバンは帽子みたいにすぽんとかぶるわけです....もちろんちゃんと巻きつけるタイプのものもあるんでしょうけど、でも実際、目の前でターバンをすぽんと脱がれた時にはホントに腰が抜けるほどびっくりしました(笑)。

ということで、サッカーですよ。
だって、シーク教徒期待の大型フォワードがゴール前でゴールを狙おうにも、まずはヘディングできないじゃないですか?ターバンかぶってるわけだから.....神聖なわけですよ....で、ターバンを脱いでも、そこにはかなりの大きさのタマネギ状おだんごがあるわけですし、ピンポイントで正確にゴールを狙うにはちょっとねぇ?

だからインド代表にはシーク教徒はいないのであります(断固)!

.....と、聞いてはいたんですけど.....

ターバン着用のサッカー選手(Maple Towen アイカス) http://www.mapletown.ca/news_detail.mt?news_id=12060&category_id=10003
ということで、国際サッカー連盟(FIFA)の国際ルールではそもそもターバン巻いて試合に出ちゃダメなのね(苦笑).....ちうことは、国際ルールのもとで試合に出られるシーク教徒のサッカー選手はいないのでしょうか???....うーん。

(と、ここでこの話をお客さんとしてたんですけど....だったら、カツラはどうなんだろうということになったんですが....だ、ダメそうよね、ズラは....でもホントはどうなんだろ???)

ちなみにインドで最もポピュラーなスポーツは、クリケット!
ホントにものすごく熱狂的で、お隣のパキスタンとの試合の時なんかは、ホントに暴動が起きかねませんからね.....ということで、サッカーにはたいして興味がないのかもしれませんね(をいをい)。

それにしてもまだまだ世の中には知らないことが多いのでありますね。
ハイ(笑....解決してないけど、なんにも)。

 
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