2020年4月20日

2020・春リトルスターレストランはしばらくの間「おべんとう・おそうざいテイクアウト専門店」となることにしました。

[ お持ち帰り, お知らせ ]

私たちが、ごはん屋さんとして「できること」は何か?
「してはならないこと」は何か?

2020・春、世界に広がったコロナウイルスの猛威。

人と密に接することで感染拡大するこのウイルスは、密なコミュニケーションを得意とするリトルスターレストランの在り方を、考え直さねばならない事態を引き起こしました。飲食店という「場」そのものが問題視され、感染のクラスターになり得る場所であること、それは私たちが開店以来大切に育ててきたこの場所を、失う可能性さえ示唆していました。
私たちにとって、お店は何よりも大切な場所です。簡単に失うことはできない。
けれど、感染を拡大する媒介となることは、絶対に避けなければならない。
そんな中で、私たちが、ごはん屋さんとして「できること」は何か?「してはならないこと」は何か? そのことを、毎日想像し、目の前のお客様と向き合い、さらに考えを深めていく中で辿り着いた答え。

おうちで「ふだん着のごちそう。」を、たべてもらおう

おうちで毎日3食家族のごはんを作りつづける大変さ。「たまには他の人が作った美味しいごはんを食べたい!」と思う気持ち(すごくよく分かります!)。おうちで仕事と家事を両立する苦悩。さらには毎日バリバリ仕事で、食べるヒマもないごはん作る気力も起きない!というお客様。
想像上の人物じゃない。目の前に、お客様がいる。
笑ったり、怒ったり、泣いたり、楽しんだりしながら、生きてる!
お店をやってよかったことは、たくさんの、いろんなお客様と出会えたことです。

私たちにできることは、とても少ない。
けれど、できることを徹底的にやる、ということが自分はもとより家族や友人、そしてその先へつながる、世界を救うことにつながるのではないかと、今は考えています。

最善を尽くす。
美味しいごはんが食べたいと思ったときに。
ごはんを作る余裕がないときに。
大好きなあのメニューが食べたいときに。

「ふだん着のごちそう」が必要なときに、
お腹と心に寄り添えるお店でありたい。
三鷹に光る、小さな星であり続ける。
その努力を怠らないことを、ここに誓います。

想像しよう、考えよう、世界を変えよう。
「ふだん着のごちそう」で、あり続けるために。

日々状況は変わります。みなさん、元気でいてください。
お店で元気に挨拶できる日々が、失われませんように!

宮崎麻美

*イートインから店内飲食営業再開しました(6月16日)。

 
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