リトスタ的トニセンの活躍。

[ 小さな星日記 ]

えーとですね、V6ってあるじゃないですか、ジャニーズ事務所のグループ。
ひとつのグループでありながら、年長3人がいわゆる「トニセン」、若手3人が「カミセン」と呼ばれているわけでありまして、うちのレギュラースタッフもこれに習うと、やっぱり最年長のワタクシokayanに店長ミヤザキとその同級生であるフカザワにヒデキが、リトスタ的「トニセン」となりますし、ホールの華、清水にキッチンガヮちゃん、6月から正式に加入する黒ちゃんの3人がやっぱり「カミセン」ということになりますね。

で、です。
先日の日曜日....久しぶりに夜は僕ら年長組「リトスタ的トニセン」でお店をまわすことになりました。2年前、料理長が引退した直後は清水もまだパートタイムスタッフで、夕方6時には上がってましたので、平日夜はいつも....いわゆる「リトスタ的トニセン」のみでまわしてきたんではありますが.....さすがに今は、できるだけ常時5人体制、ガヮちゃんが加わってくれたこともあって、部分的6人体制だったりもする今日この頃.....

なので、久しぶりに4人というのは.....果たしてきちんとまわせるもんかと、ちょっと緊張するものなのであります、えぇ、すでにベテランの4人ではありますが、手数が足りなくなるのは、どうにもカバーできるものではありませんからね。

しかし問題なのは「日曜日の夜」ということであります。
ま、日曜日の夜というのは、比較的ヒマなことも多いというか、夕方からわぁっと混んで、後半はさっぱりなんてコトも多いし、夕方もぽや〜んとヒマなこともわりとあったりしますし、逆に営業時間中ずっとコミコミってのもないわけじゃない.....ある意味全然読めない時間帯だったりするわけです。

と、その日曜日の夜。
ディナータイムがはじまった18時から1時間ほどは、ぽつりぽつりとお客さんがいらっしゃるくらいで、ま、4人で全然ヨユウでありますよ....お客さんが少ないのは歓迎できる状況ではないですけど.....ま、ヨカッタな、と思ってもみたり(苦笑)。

しかし、これは単に嵐の前の静けさにすぎませんでした。

それから以降はとんとんっとお客さんがいらっしゃいまして......あれよあれよと満席になってしまいました!あれれ、どうする「リトスタ的トニセン」!絶体絶命!.....って、そんな風になればなるほど、あわてるワタクシタチではありませんよ!と、そこからの4人の集中力は、本当に目を見張るものがありました。

最近は清水にすっかりホールをおまかせってな感もあるワタクシではありますし、確かに清水のテキパキに比べると、かなりまったりした仕事ぶりであることも否定はできませんが、えぇ、やるときゃやるのよ、ワタクシも!
満席でも各卓の進行状況なんかは....逆にひとりで把握できるので、早め早めにお伺いするようにしたり、お食事をお待たせしているお客さんにも早めのフォロー、とにかく人手が足りてないので、できるだけお客さんに気持ちよく待っていただけるような接客を心懸ける.....そうゆう時だからこそ、ひとつひとつの接客を簡素化するのではなく、それぞれの卓に行った時には、必要な時間はきちんと使って説明するとか、ちょっとでも冗談だって言うとか....そうゆうふうに接客できる自分を、久しぶりに実感しましたし、えぇ、まだまだ僕も負けてはいないぞと(笑)。

それから、4人チームワーク、それぞれ何をやってて、どうゆう状況なのでどんな風に動くべきかというのが、とにかくコトバで伝達しなくても、カクジツにわかってました、4人とも。そうゆう想像力や思いやりの高いところでのチームワークがガッチリとできてましたから、忙しく人手もないながらも、お店としてのクオリティを落とすというようなことはなかったと思います。

そして、ちょっとひと段落ついた時、僕はふと思いました。

あぁ、こうして4人っきりでお店をまわすのも、
きっとこれが最後なんだろうなと。

6月になれば黒ちゃんが正式に入ってくるし、層も厚くなる.....もちろん5人をベースにきちんとしたクオリティでお店をまわすようにしていく.....それは僕らにとって次のステップだったりするわけだし、もちろんそうなることは大歓迎なのであります。

でも、こんなミニマムな人数で、
キビキビまわすのも最後なんだと。

それに気付くと、ちょっとしんみりじんわりしてきて.....あぁ、これはいけませんよいけませんと、おなじみのお客さんのところでおしゃべりさせて頂いたりして、あんまりそれを考えないようにしようと思いました。

そしてなんとか無事に、日曜夜の営業を終了。

最後のお客さんをお見送りしたら、おつかれ〜と、僕はみんなにハイタッチしてまわりました.....きっとこうして4人でまわすの最後なんだろうねと、そう言いながら。僕らは満足感と達成感、心地よい疲労....でもみんな笑いながら.....そして、ひとまず賄いをたべながら、相変わらずくだらない話などして笑い合いました....厨房ある山のような洗い物や片付け物のことは、ひとまず忘れて(苦笑)。

リトスタ的トニセン、
最後のしあわせな夜でした。

ハイ。

 
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