第2話

いよいよTシャツにプリントしてみる編

さて、前回ワタクシokayanによる図案の完成から、「Tシャツくん」によりますシルクスクリーンの感光、そしてはま子による....そのシルクスクリーン版の完成までをお送りしましたが、えぇ、今日はいよいよ本番、刷りに入ります。

今回は、僕とはま子が版を作っている間にベースになるTシャツに、つぎつぎとアイロンがけをしておりました店長ミヤザキとぬまっち....ふたりが主役ですね、えぇ、実行部隊はこのふたり。

ということで、今回は店長ミヤザキに書いてもらいましたよ。

それではさっくどうぞ!

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店長のミヤザキです。まずは、プリント用の専用インクを混ぜ合わせて色の調整をします。ここは油絵をやっているリトスタきってのアーティスト、ぬまっちにおまかせ。絵の具の色は派手でも、プリントしてみるとそうでもなかったりするので要注意。
赤と白だけでなくて、青も少し混ぜたりして、Tシャツの色と合うピンクを作ります。

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さて、この作ったインクをスクリーンに置くのですが、この量が多すぎるともったいないし伸ばしにくい、少なければプリントがかすれてしまう...インクを置くときの量と位置も、結構重要だったりするのです。

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それでは...と、スキージという印刷用のへらみたいなもので、おそるおそるインクを伸ばす...力が弱いときちんとプリントされないから、しっかりね...

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ずい〜っとのばしつつ、スクリーンにうっすら見えるプリント絵柄にきちんとインクが行きわたってるか確認...片手でなく両手でやった方が良かったですね。

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スクリーンを垂直に引き上げます...生地をおさえていないと、きれいにはがれませんよ...緊張&注目の瞬間です。

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お、なかなか良い感じ?!細かい文字の部分もきちんと出すのが難しい!

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こんな感じになりました!なかなかいい、がんばったじゃない!!

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グレーのTシャツにも刷ってみましょう。

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こんどは両手でスキージを滑らせます。うん、この方が均等に圧がかかるから模様にムラができにくいですね。

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意外としっかり圧をかけて良いことが分かりました。さて、仕上がりはどうだろう?

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よっしゃ、きれいにできました。


......とまぁ、こんなかんじでね、作業がスイスイすすんだ.....訳でもなく(苦笑)、えぇ、「刷り」の作業の一連の流れはこんなかんじで、でもね、ホント最初は大変でした。

ぱっと一枚刷った分には、版もきれいですし、ピタッときれいにインクが載ってて.....おぉ!いけんじゃん!と一同オオヨロコビだったんですけどね、すぐに版がインクで目詰まりを起こし.....それに気付かずに失敗を重ねる.....4枚ほど連続でダメにした時には.....もしかしたら1枚もまともに刷れないんじゃなかろうかと、弱気なわたくしは暗澹たる思いもしたんですけどね(苦笑)。

それでも....版の目詰まりに気付き、それをきれいに洗い、刷り直したらまたこれがきれいに刷れて.....そのうち目詰まりになりつつあるサインみたいなのもわかるようになり.....こまめにこまめに版を洗いながら、店長ミヤザキとぬまっちが黙々と作業をこなしてくれました。

インクの載せ位置、載せる量、スキージを動かす速さやその圧の塩梅、目詰まりへの配慮等々......思った以上に繊細で.....あー、こんな細やかな作業は、ワタクシにはちっとも向いてないなーと(苦笑)。

ありがとう>店長ミヤザキ&ぬまっち

ということで、途中中華料理屋でごはん休憩を挟みつつ.....フロントとバック会わせて約120カ所、本当にお疲れ様でした!

.....と、また明日に続く(笑)。

 
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