2016年5月12日

GW振替休み中ではありますが...店長ミヤザキの入院と手術についてお知らせします。

[ お知らせ ]

あー、当店GW振替休み中ではありますが、えぇ、実は今回のお休み...店長でツレアイのミヤザキ、そもそも入院から手術の予定ありきのお休みでございました。
入院先のご近所武蔵野赤十字病院の病室から、本人からFaceBookにヒトコト(いや長いね)事情をご説明させていただいておりますので、こちらにも転載させていただきます。よろしかったらご一読下さい...そしてほんのり「いい気」でもおくっていただければ幸いです。

ちょっと手術を受けることにしました。
本日昼過ぎに入院しまして、明日手術です。
受けるのは、子宮の全摘出手術。
生まれてはじめての入院と手術で、何だか変な感じであります。
5年ほど前。それまで3年ほどサボっていた市の健康診断を久しぶりに受けました。連れ合いがいつも持病の痛風でお世話になっている高松メディカルクリニック。結果を聞きに行く予約は2週間ほど先だったのに、数日後、先生から直に電話がかかってきました。
「あなた、ひどい貧血だよ! 良く立ってるねえ。男だったら死んでるよー」
病院に呼び出されエコー検査した結果、子宮筋腫が見つかりました。さらに武蔵野赤十字病院を紹介され、精密検査を受けた結果、五センチ大の筋腫が1つと、小さな筋腫が複数見つかりました。幸い悪性のものでは無かったので、経過観察として、貧血対策の鉄剤だけ処方してもらうことにしました。
このとき、筋腫だけをとる、という選択肢もありました。先生によると、
「その場合は筋腫は完全にとりきることはできず、ふたたび筋腫は大きくなる可能性の方が高い。それでも、子供がほしいなら、筋腫だけを手術でとって、筋腫が無いうちに子作りに励み、子供を生んだあとにまた考えるという手もある。どうするか?」

子供をもつか。もたないか。

そういう具体的な問題なのでした。
私は積極的に子作りに励んでこなかったし、もしできたら産もう、というくらいの気持ちで生きてきました。特にほしいと熱望せず、かといって絶対ほしくない訳じゃない。でもここへ来て、子供をもつ人生を目指すのか、もつ可能性を捨てるのか、決めなくてはならなくなったわけです。絶対に子供がほしいと思ったことが無くても、絶対にできない体になると言われると、やっぱり躊躇するところはあります。
けれど当時は存命だった父は「おまえの体が一番大事だ。体に一番よいと思うことをすればいいと思う」と言ってくれました。
そしてツレアイ。自分達の子孫を残すということに関しては、何度か話もして、同じような感覚はをもっているはず。けれど、絶対できないとなるとどう思うかは別だろうと思い聞いてみると
「もし筋腫をとって子供を授かるよう努力するとする。でもそれで授からなかったとき、俺は君が『自分のせいだ』と思ってしまうのは嫌だよ。そこまでして絶対に子供がほしいとは思えない」
という答えが返ってきました。なるほど、ツレアイらしい答えです。
それで、私たち夫婦は、子供を持たずに生きていこうと決めました。
甥っ子を可愛がろう。そしてお店のスタッフやその子供たちを可愛がろう。
ツレアイは言いました。
「子供を育てるのは親の仕事。俺たちは、親御さんが大切に育ててきた子供を、大人にする役目を担おう。子供を大人にするのは、他人の大人の仕事だよ」
本当にそうだな。
今までお店でスタッフと向き合い、育ててきたこと。それをもっと自分達の役目として自覚していこうと思うようになりました。
あれから数年たち、筋腫が7センチまで大きくなり、月のものが重く、出血が信じられないくらい酷くなり、仕事中にたまに倒れたりするようになりました。もう誤魔化しきれない。このままでは、いい仕事ができない。

手術をしよう。元気になろう。

いくら病院の先生のも看護士さんも不思議がるほどの体力の持ち主(ホントよく仕事ができてるなーと病院にいくたび言われる貧血の数値)だとしても、限度っていうものがある。お店のスタッフに負担をかけたくない。友人やお客様に心配かけどおしなのも良くない。そして友人が乳癌の手術を受けたことも勇気をくれました。
そんなわけで、明日、子宮の全摘出手術を受けます。朝イチ!
元気になって今まで以上にパワフルに、そしてやさしく美しい仕事をしたいと思っております。
色々ご心配かけますが、メンタルはめっちゃ元気です。
入院前におまもりやら、化粧品やら、どら焼やら、猫の写真集やら、曼陀羅ぬりえ(!)やら、色々お見舞いもありがとうございました。自分には味方がたくさんいると実感しております。
両親がお世話になった病院に自分もまたお世話になっております。不思議。でも安心感もある。
本読みまくるぞー。勉強するぞー。そしてお店の企画も考えるぞー。
と書くと、休んでろ!と言われそう。
ともかく、ここからは一人旅。
いってきます!

さて、手術は明日朝イチ午前9時から。
もちろんワタクシも早起きしてまいります。
また、ご報告もいたしますが、ひとまずはこのくらいで。

okayan

 
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