ぱいいっぱいになってしまいました。最初、お菓子は昔から趣味で作っていたので、せっかくだから甘いものもあったほうがいいだろうという軽い気持ちで作り始めました。やがて売上を伸ばすために、自分に何ができるだろうと考え、お菓子に行き当たりました。そこから、テイクアウトもできるようにしたり、予約注文でお祝いのケーキなども受けたりするようになりました。「おいしい。」と笑顔で食べてくれるお客さまを見ていると、こちらまでうれしくなって、夢中でお菓子を作りました。でも、一層、仕事の時間配分が難しくなってきました。ホール係や経理や事務など、他の業務だって手は抜きたくありません。作れないんだから、売り切れが出ても仕方がない。でも、せっかく食べたいと思ってくれた人をがっかりさせるのは忍びないと思ってしまうのです。もういいかとあきらめたときに限って、ケーキのテイクアウトのためだけに3階まで上がってきてくれるお客さまがいるのです。そんなときは、がんばれと、背中を押されているような気がしました。楽しみにしてくれるお客さまがいる、そう思うとすごくうれしくて、またがんばって仕事ができました。やっていてよかったなと。そして何より、店長やおかやんが私のお菓子を評価してくれることが、自信につながりました。いつのまにか、お菓子を作るという仕事が、私にとってすごく楽しく、重要な仕事になっていました。

やっぱり、お菓子を作り続けよう。

運のいいことに、ちょうどいい物件が見つかり、とんとん拍子に話が進んでいきました。お菓子屋さんへの道がすーっと開けた気がしました。
リトル・スター・レストランから徒歩15分ほどの場所、三鷹駅からは少し離れてしまいますが、南浦の交差点近くで私はお菓子屋さんを始めます。正直、未だにこれが正しい道なのか、わかりません。もっと違う道もあったんじゃないか、そう思うこともあります。でも、失敗するかもしれないけれど、やってみたいと思いました。やってみないで後悔するより、やってみてやっぱりだめだったね、という方が私には性に合っています。だめなら、またやり直せばいい。自分のしたいことは、一生かかって見つければいいんじゃないか、そう思います。もちろん、まだまだ始まったばかりで、これから困難もたくさん出てくるでしょう。現にまだオープン日も決まっていない状態で、しなければいけないこともたくさんあって、あせるばかりです。それでも、今までやってきたことを思うと、店長やおかやん、リトル・スター・レストランのスタッフ、そしてお客さまたちのことを思うと、やるぞーという気持ちが沸いてきます。1人で大変だね、とたまに言われます。確かにお店にいるのは私1人かもしれません。でも、直接的にも、間接的にも、たくさんの人に支えられているので、ちっとも1人の気がしません。
短くさらりとまとめるつもりが、こんなに長い文章になってしまってすみません。こう深く、リトル・スター・レストランと関わってきた者としては、書くことは山ほどあります。が、今回はこのへんで。近いうちに、新しいお菓子屋さんの案内をできると思います。おいしいお菓子を作り、すてきなお店にしていくことが、私からの、リトル・スター・レストランへの、店長への、おかやんへの恩返しであり、お客さまへの感謝の気持ちです。リトル・スター・レストランを離れたとはいえ、未だにリトル・スター・レストランの一員のつもりです。これからもリトル・スター・レストラン共々、よろしくお願いします。

2007年の秋休み、店長ミヤザキとワタクシokayanは自転車を持って北陸新婚旅行なんてのに行ってきましたが、秋休みの最終日はやっぱりみんなで集まって仕込みをし、その後オーナー3人は年末の資金繰りとかスタッフにボーナスを出せるのかとかあれこれと話し合い、そして....ちょっと予約でもして食事に行きました。

そこで、フカザワが切り出したのが....5周年を目処にお店を辞めたいということでした。

それは唐突なようでいて、でも....もうずっと前から、いつかその日がくることはすでに打診されておりましたから、来るべき時が来たん

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