振ってくれてた、当店店長でツレアイのミヤザキ.....彼女のディレクションからホントにたくさんのものを学び......すこしずつ仕事が出来るようになり、そして楽しくも思うようになる.....でも、なんでもそうですけど、そんな初期の段階は誰でもなんでも楽しいもので.....でもそのうちに、ある程度仕事をこなせるようになると....今度は....

やっぱり自分にデザイナーとしての才能がないなというのが、ハッキリ分かってくるのです......もう、それはやればやるほど、たとえミヤザキやクライアントにすごく褒めてもらえても.....やっぱり自分には解ってしまう(苦笑)。

ま、こうして自分たちのお店をやっていく中で毎月新聞を作ったり、こんなウェブサイトを作ったりするくらいには.....ある程度のスキルはあると思いますけど、やっぱり僕がその頃....つまり同僚も先輩もいないひとりのデザイナーとして.....密かにライバル視してたのは、当時日本の第一線で活躍するようなデザイナーの仕事.....

そのクオリティで仕事が出来るほどの......才能もオリジナリティも粘りもないと。

.....ま、当たり前ですけどね(苦笑)。

そんな才能に憧れ、でも自分にないこともハッキリとわかり.....それでもひとつひとつにいい仕事をすることで応えたいと......えぇ、たいしてないセンスや才能を振り絞るようにして仕事する......焦りや申し訳なさや.....いろんなジレンマみたいなものを抱えながら......ひとりで日がなディスプレイに向かい、煮詰まり、勝手に自分で自分を追い込んだりして酷くつらかったろうなと......それを思うと、

今はなんて健全なんだろうなーと(笑)。

ま、こんだけ今日もお客さんが少なくて、さてとうちはやっていけるのかしらね?と、それはあまりにシリアスではあるけれど、それでもあの頃のストレスに比べたら.....このくらいなんとななるんじゃないかなと思える(笑)。自分の持っている能力を、そのままストレートに使っていけばいいわけだし、それしかないわけです....自分の能力を誰とも比較もしたりしないから、人をうらやむこともない。人(お客さん)によく思われることは大事なことですけど、だからといってカッコつける必要はぜんぜんないし、センスがいい人だと思われなくてもいい(笑)。ただ単純に自分の能力がこの場所できちんと.....ありとあらゆる意味で生きていくこと.....それだけ。だからこそ、

今自分が立っているその場所が、
やっぱり正しい場所なんだとココロから思える。

あの頃の自分、ほんとうにお疲れ様と、ぽんぽんと肩でも叩いてあげたいような.....そして今の僕が、ホントに感謝していると伝えてあげたいような.....そんな気にもなったりしました....って、まぁ、でもそのくらい

痛々しかったってこと(苦笑)。

ご静聴ありがとうございました(笑)。

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posted by okayan at 8:44 PM

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