「リトスタかるた」ができるまで。
そもそも「かるたが大好き」!
私は小さい時からカルタが大好きです。札に込められたコンパクトな世界感。 韻踏み、俳句、短歌、都々逸、シャレ、落語....その後の私の語彙やことばの構築、言語愛はカルタに養われた部分が多いような気がします。そんな私ですので、5周年が終わった時にオカヤンが「次の10周年には何をしようかな」と言うのを聞いて迷う事なく「記念カルタを作りなよ、《リトスタかるた》!」と提案したのですがその後さっぱり作る気配もなく(笑)、迫る10周年に自分事のような焦り感じ、文具店の店頭でカルタの白札セットが売られているのを見て、こうなったら自分で作るしかないと思って買ってしまいました。
2013年の話です。
「リトスタかるた」プロジェクト、スタート!
読み札は10年間のリトスタ通いによって蓄積したネタをもとに割とすぐにできてしまいました。主観的なのは否めませんが、そこはご容赦いただくという事で。
札は全部で44枚。
お店つながりで仲良くなった《三鷹シンジケート》と称するご近所さんたちがいます。
シンジケートの面々が絵札を書いてくれたらすごく助かるし、一緒にお祝いもできてイイじゃない?と思う一方、みんなを巻き込むのは迷惑をかけるかも、などとちょっと悩みもしたのですが、いつも遊んでくれてるみんなだったらノッてくれるに違いない!と、片棒どころかこのプロジェクト全てをみんなに担ぎ上げていただこうと、2014年2月、シンジケートに長いメールを送りました。
断られたらどうしようと心配する間もなく、快諾の返事が次々に届きました。絵が本当に苦手~と尻込みをする人には、遊びのつもりでどんな描き方でもいいから!と口説き落としました。
読み札はネット上に特設サイトを作ってURLをシンジケートにだけ知らせて見てもらい、早いもの順で選んでもらいました。
特設ページはオープンにしていたので現役のリトスタ関係者に気がつかれたらヤバいとヒヤヒヤしていたのですが、無事に割り振りが終わってすぐにクローズできました。
その後、リトスタを卒業したスタッフへもジワジワと依頼を広げ、残った最後の1枚はリトスタを卒業して我々と同じ側に来たばかりのはまちゃんにお願いすることができました。
そして要となるパッケージは店長ミヤザキの高校からの友人でもある現役デザイナー、つんじくんに白羽の矢を立て、後日本当にステキなかるた箱を作ってくれたのでした。
人目を忍んでこそ、サプライズは育まれる。

ある日の居酒屋では私の右隣がミヤザキという状況で、目の前に座ったシンジケートのメンバーがポーカーフェイスを装ってテーブルの下から原稿を手渡してくれました。
全作品をスキャン、データ加工し、裏がシールになったフィルムシートに印刷、その上にUVカット保護シートを貼ってからカッターで切って白地のカルタに一枚一枚貼っていく。
10周年前日の2014年5月31日、かるたはついに完成しました。
「リトスタ愛」の結晶なのである。

思いのこもったすばらしい絵札の数々を仕上げてくれた心優しいご近所さんたち、そして私の思いつきに振り回されつつも多大なる協力してくれた家族、そして全てのきっかけを作ってくれたリトルスターレストランに、この場を借りて改めて感謝します。
....《サプライズ》ってほんとに楽しいよねー。
タカシマチカコ
あー、なんというかね、えぇ、そもそもの企画は5年前にさかのぼるって!....しかもワタクシ、そんな「かるた作りなよ!」なんて言われた覚えもトンとなく(苦笑....スミマセン)....
えぇ、そして企画実行に当たっては実に念入りに準備周到....実はこれまでも数々の大サプライズを成功させておりますチカコさんならでわ、いやいやお見逸れいたしやしたと....おなじみのお客さんに元スタッフと....実はあの時ワタクシドモのまわりにそんな「かるたの魔の手」がひたひたと忍び寄ってたなんて!(笑)....それに全く気づきもしないでポカンと日々過ごしてたしてたワタクシドモ!あぁ、なんて間抜けなんでしょう(苦笑)。
....って、チカコさんをはじめ、シテヤッタ方はホントね、みんなガッツポーズでミッションコンプリートだったろうね!
おめでとう!そしてホントにありがとう!(笑)
というわけで次回から、いよいよかるたの札を順々に全てまるっとご紹介しますよ!
お楽しみに!