第2話

前回の轍は踏まない!(笑).....がっちり準備してステンシルで一気にプリント!

さてさて、9周年Tシャツ、染めて作ると決めたなら.....すみやかに染めをお願いしなければなりません!と、その日のうちに色とサイズと枚数と決めてバタバタッと発注、業者さんに納期的にがんばっていただいて(ありがとうございます。)、納品されたのが5月18日の土曜日.....翌19日(日)〜20日(月)と当店月イチ連休をいただいておりましたが、19日はお客さんの結婚式にお呼ばれがありましたので.....もうプリントするチャンスは20日(月)だけ、次の定休日の27日(月)に撮影会をするとして、えぇ、ホントにこのスケジュールでなければ間に合わなかった9周年記念Tシャツ!(苦笑)

プリントをステンシルにしたその訳は。

前回の最後.....デザインを決める時.....プリントを「シルクスクリーン」でやるのか「ステンシル」でやるのか.....で、結局わざわざデザイン的に制限がある(中抜きの表現ができない)「ステンシル」を選んだのは.....

シルクスクリーンだと作業に時間がかかりそう!

ということでした(苦笑).....って、いや、それくらい前回(6周年記念Tシャツ)のときに、その....版作りの繊細さとか、インクの目詰まりのケア.....そしてなにより「Tシャツくん」、版がひとつしか作れない(版は作れても枠がない).....それ故

一度に1カ所しかプリントできない(アタリマエ.....苦笑)。

なので.....前回は深夜までかかってホトホト疲れたと(苦笑).....しかも慣れないうちはプリント失敗も結構あったりして無駄にしたTシャツも多かった。
でもステンシルなら図案をカットした分だけ.....版を複数用意することで、それぞれ並行してプリントできるぞと.....そしてたとえ版がダメになっても、また切り抜けばすぐに作れるし.....デザインのデメリットはありつつも、シルクスクリーンに比べたら、失敗しにくく、効率よく作業できそう.....しかもコースター教室の経験者ばかりだしね、手慣れているのもまたよし。

そうゆう.....作業的、時間的な理由もあって「ステンシル」にしたわけであります、ハイ(笑)。

ま、でも納品されたTシャツは全部で70枚ほど.....表裏1カ所ずつでも、全部で140プリント.....いやいや、それ以上はちょっとね(苦笑).....このくらいで精一杯でしょ?ハイ。

まずはステンシルシートを切り抜いて版を作る。

ということで5月20日の月曜日.....プリントに集まってくれたのは頼れるレギュラースタッフの3人....ステンシルマスターのはまちゃんに、前回リトスタTシャツ隊でもあったぬまっち、そして元デザイナーでもありますのだみ.....そしてもちろん当店オーナー夫婦は店長ミヤザキとワタクシ、okayanであります。

まずは版作り......今回はデザイン柄をワタクシがMacから直接プリンタでシートに印刷.....枠線よりも切り抜きやすいかな?と薄い水色の塗りでプリントしました。

ステンシルシートをカットする。

と、みなさん揃ってさっそく切り抜きますよ!.....って、いやいやなにげに曲線の多い、しかも小さな図柄.....「曲線が上手に切れるカッター」とか買ってきた方がいいんじゃね??.....って、誰もワタクシのそんな意見に耳も貸さず、どこにでもあるよな至って普通のカッターでどんどん切っていきますよ(笑)。あぁ、手先が不器用なのはワタクシだけでしたかね(苦笑)。

シートに薄い水色でプリントした。

フロントのメインロゴの「9」はそれでも大きいからまだいいんですけど、バックプリントの「LSR.20130601」は細かいしね......シートと繋ぐ橋渡しも細かったりするから.....一番切り抜きが難しそうな「6」から切ってましたね、みんな(笑)。

切り抜けた!

ということで、わりとあっという間に版は完成!......しかも4版で4人が同時にプリントできる体制....そうでなくっちゃね!これならちゃちゃっとできそうよ(笑).....って、ちなみにワタクシ?.......えぇ、「9」のロゴをひとつ切り抜きましたよ、えぇ、そのくらいでご勘弁下さいまし(苦笑)。
ちなみに、この連載のトップイメージ、この「切り抜かれた薄い水色のシート」を並べて撮影しておいたものです、ハイ。

位置を決めて、プリント開始。

版が出来たらさっそくプリントにかかりましょうと.....えぇ、ウキウキ気が急くのはわかるけど、その前にプリント位置を決めなくちゃでしょう......と、まずは納品されたベースになるTシャツをサイズごとにまとめまして.....

位置あわせを考える。

こうして作った版を位置合わせ......と、ここが自分たちでプリントするひとつのイイトコロというか、えぇ、業者さんにお願いすると、ベースのTシャツのサイズに関係なく、首から何cm、肩から何cmと一律にプリント位置を決めなくてはならないんですけど、えぇ、せっかくだから、サイズに合わせて少しずつ位置を調整しましょうと.....それぞれの版(シート)に鉛筆で目安になる首の位置を描いておきましょう。

ステンシル部長のはまちゃんは絵の具の調合。

絵の具の準備はもちろんステンシルマスターのはまちゃん!.....今回はいつものコースターの絵の具に.....えぇ、Tシャツですからね、何度かの洗濯でプリントが落ちちゃうようなことがあったらアレですんで......定着液を加えてプリントすることにしますと.....えぇ、只今塩梅調整中。

プリント開始!

さていよいよヨ〜イドン!でプリント開始!
ぬまっちと店長ミヤザキで女性サイズ、はまちゃんとのだみで男性サイズと......手分けしてスタート!.......って、それでokayanは??と.....あー、実はワタクシこのタイミングで一度うちに忘れ物を取りに帰ったんですよねと、雨の中、三角自転車ストライダで(苦笑).....で、プリント作業は一切してないのよ、ワタクシ(笑.....スミマセン)。

バックプリントから

まずはバックプリント.....やっぱり細かいところからまずはじめて......と、予測は出来てたんですけど、色もののTシャツの上に真っ白なインクをムラなく塗るのは難しいだろうと......ま、そこで滲んだり擦れたりするのが味なわけですが、でも、あまりにもクオリティが低いのもねー、売り物にならないからねと、それぞれ工夫しながら......最初は短めの筆で、ぎゅっとインクを押さえつけるように......

フロントはメインロゴ!

いや、やっぱり筆よりもこっちの方が使いやすいよ!.....と、店長ミヤザキがスポンジ筆を使って、ちょっと擦れたりするよな塗り方を編み出し......みんなそれをマネして、ポンポンポンと.....うまくいく!ということで、えぇ、ここからはスポンジ筆でまいりましょう!(笑)

ドライヤーで粗々乾かして

と、ここで登場は授業を終えてかけつけてくれた大学生スタッフのにゃんさん!.......プリントされたインクをドライヤーで粗々乾かしていきます.....と、ワタクシさっき取りに帰ってた忘れ物ってのが、このドライヤー(笑)。自宅に2つあったので、にゃんさんとワタクシと手分けしながら乾かします。

アイロン二刀流で定着!

そして最後に.....ワタクシ登場!と(笑)、えぇ、プリントしたところに当て布をしてアイロンを3分.......チーン!とこれでプリントの定着!
前回ここでひたすら時間がかかった.....その轍を踏まぬように、アイロンは二刀流でまいりますと.....実はアイロン、これに加えもう2台ありましたので、えぇ、合計4台!プリント同様さくさくススム!.....イイネ!そう来なくっちゃ!(笑)

ぱたぱたっと畳んで

定着がすんだらぱたぱたっと畳んで....って、ワタクシコレは大学生の頃、カジュアル洋服店でのアルバイトで死ぬほど練習させられたんで得意なんですよ、えぇ、見かけによらず(笑)。

出来上がり!

ということで、じゃ〜ん!と出来上がり〜!

いや、みなさんよく頑張ってくれましたねと、えぇ、もちろん前回のシルクスクリーンに比べたら、圧倒的に作業ははやかったけれど.......でもなんだかんだで、すっかり日宵の口でありました。

お疲れさんと、小さく打ち上げも(笑)。

その頃店長ミヤザキは....

作業の目処が立った頃.....店長ミヤザキはなにやら打ち上げ宴会の用意でも(笑)。夏野菜をざくざく切って、前に大家さんのヒロヤショップさんにいただいた鮭をあわせて.....チーズをのせてオーブンで焼きます、ハイ(笑)。

お疲れさまです、打ち上げですよ!

予定のあるのだみは先に帰っちゃったけど、B級なオーブン焼きと.....そしてこの春卒業して、山口の獣医さんになった当店元スタッフ・まっつんが送ってくれた山口牛をじゅうっと焼いてみんなでカンパイ!(笑)

あー、半日作業ですんだけど、それでもいやいや疲れたねと、一杯のみつつ......すでに次の定休日、Tシャツ撮影会のコーディネイトなんて考えるのでありました(笑).....って、スケジュール的にはギリギリの綱渡り!引き続きがんばれ!(笑)

 
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